FEATURE
MAN-TLEのシャツと過ごす
〈マントル〉は、デザイナーのラーズ・ハリーとアイダ・キムの二人が手がける オーストラリアと日本を拠点としたメンズブランドだ。コンセプトは”HEAVY WEIGHT CLOTHING”。コレクションは高密度のコットンシャンブレーでつくられたシャツとトラウザーを中心に構成され、素材やパーツなどディテールにもこだわりがみられる。オーストラリアの風土を感じさせるカラーリングも、特徴的だ。
着始めは はっきり言って、すごく硬い。本当に馴染むの?というような頑固さがある。生地もそうだけど、イメージは、時代に逆行している、ちょっとどんくさい感じ。
どんくさいというとマイナスにも聞こえるが、私たちは、そこを〈マントル〉一番の良さだと思っている。完成しきっていない素朴な感じは、決してトレンディではないが、だからこそ際立つ魅力を感じられるし、常に変化するファッションに流されない強さがある。
そんなシャツは、あえて綺麗めなコーディネートに、外しで合わせてみてほしい。足元はスニーカーではなく、ローファーなんかでもきっと可愛い。
だからぜひ、いま、手に取ってほしい。そして、途中飽きてもいいからずっとそばに置いて、着たい時期がルーティーンで回ってきたら、ヘビーに着てほしい。ベーシックなアイテムだから、きっと気分じゃなくなって手に取らない時期だってあるが、きっとそのくらいの距離感がちょうどいい。困ったときはしっかり頼れる、間違いのないそんな服。
そんなマントルの新作は、現在エアエイジで多数ご案内をしている。
ぜひ一度、羽織ってみていただきたい。
MAN-TLE HP
文:山田ルーナ