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なんか、いいな。KAORU。
物心ついた時から、ジュエリーへの憧れがある。
それは、祖母の皺々の手に馴染む、彫りの美しいゴールドの指輪の影響か、母の大切なトパーズの深い輝きに魅せられてなのか、今となっては忘れてしまったが、女性がジュエリーを好きなのに難しい理由はいらないだろう。
大人になってからもやっぱり、素敵にジュエリーを身につけている人を見ると いいなぁと思う。「可愛い」とか「綺麗」じゃなく、「なんか、いいな」。じんわり胸に広がる、そんな気持ち。
最近そんな「なんか、いいな」を感じたのは、エアエイジのスタッフ、大西氏の手元を見た時だった。
〈KAORU(カオル)〉という、京都のジュエリーブランド。
〈KAORU〉のジュエリーは、ひとつひとつを見ると、レースや花々をモチーフとした緻密なデザインだけれど、デザイン性がありながらとても繊細で、大げさに言えば 着けていないようにさえ見える。身に着けるほどに「肌」を感じるような、不思議な色っぽさ。
実際大西氏の姿を見ても、「リングを沢山着けている!」という圧迫感がない。軽やかで、肌に溶けるよう。そんな絶妙なバランスが、「なんか、いいな」という心地よさを感じさせる所以かもしれない。
〈KAORU〉を好んで身につける理由を、大西氏に訊いてみた。
エアエイジに入ってすぐのことなので、たぶん7年くらい前。お店で取り扱っていたので、自然と〈KAORU〉というブランドを知りました。
当時私は全然ジュエリーを持っていなくて。持っていないというより、頑なに持たなかったのかな。キラキラしたものへの抵抗というか、憧れはあったんだけど、その輝きに負けてしまう気持ちがあったんです。
そんな時に〈KAORU〉に出会って、初めて試着した時、今まで「ジュエリー」というものに抱いていた思いがガラっと変わりました。なんて自然に馴染むんだろう、と。それで、初めてジュエリーを欲しいと思ったんです。
−それからずっと、着け続けているんですね
はい。欲しい!と思ってからすぐに購入して、それからは少しずつ新しいものを迎えながら、ずっと身につけています。当時はあんなにジュエリーが苦手だったのに、今では着け忘れると一日中ソワソワしてしまうほど。(笑)
繊細なデザインで自然に馴染む、というのももちろん毎日着けられる理由だし、これは個人的に〈KAORU〉の醍醐味だと思っているんですが、重ね付けできるのも嬉しいです。例えば他社のジュエリーを気分に合わせて身につけたい時も、決して邪魔しない。〈KAORU〉のリングは、そういう懐の深さがある気がします。
−なるほど…そんな〈KAORU〉のジュエリーは、大西さんにとってどんな存在ですか?
着けることでやっと今の自分が完成すると思っているので、身体の一部みたいなものでしょうか。親しみとあたたかさを感じられる存在…「安心を与えてくれるもの」ですね。
実は…最近結婚が決まって、〈KAORU〉の婚約指輪を選んだんです(おめでとうございます!)。もちろん今まで自分で少しずつ集めたジュエリーも大切だけど、やっぱり婚約指輪って特別ですよね。〈KAORU〉のリングなら、無理なく、等身大で、これから先ずっと、これまでとこれからの自分を愛せると思いました。
さっきお話ししたように自分の皮膚みたいな感覚なので、そういった意味では 例えばこれから皺が増えたとき、その皺に馴染むように…その歳を受け入れ楽しみながら身につけたいと思っています。
それから!デザイナーさんが本当に素敵な方で。気さくで、自分を飾らなくって…〈KAORU〉のジュエリーを沢山着けているんだけど、全くいやらしさがないんです。まさに〈KAORU〉のデザインそのものだなぁと思って、憧れます。人生経験や考えを深めて、私もそんなふうになりたいですね。だから、ジュエリーをどう身につけたいかというよりは、どんな人間になりたいかという方が、本当はしっくりくるかもしれません。自然体で素敵な女性になって、その時も〈KAORU〉を身につけていたい。そんなふうに思います。
−〈KAORU〉を通して見える未来が、とても楽しみですね。ありがとうございました!
そしてその美しさはきっと、本来女性が皆持っている「やわらかさ」「芯の強さ」というのを、着ける人だけでなく、周りにも、思い出させてくれるだろう。
2019AWからエアエイジでもさらに展開を広げる〈KAORU〉。8月上旬には、リング、ピアス、ネックレスなどの新作が多種入荷予定です。お楽しみに!
また、スタッフ大西氏の婚約指輪のようなオーダーメイドジュエリーも、エアエイジ店頭で随時お受けしています。あなた自身のための「特別」なジュエリーに、いかがですか。ぜひ、お気軽にお声がけください。ご来店お待ちしています。
文:山田ルーナ