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EB.A.GOS 2023 Spring & Summer Collection

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eb.a.gosは1年に2回、コレクションが発表されます。
デザイナーが日常や旅で出会ったもの、インスピレーションからシーズンテーマが決められ、デザインに落とし込まれます。
とってもユニークで、エバゴスらしさが溢れた今シーズンのテーマをご紹介いたします。




2023 Spring & Summer Collection

“PEARL”

SUMMER MEMORYS


パールを見ていると、懐かしい感情に駆られ、波の音が聞こえてくる。

太古の昔。あの一粒一粒がゴツゴツの殻の中で育ち、貝の蓋を開け、初めて白い石みたいな”つぶ”を発見したときのなんとも言えない様子を思うと心が飛んでいく。


初めてパールを見つけたのは、どなたですか?

貝取りに潜っていた漁師さん?
貝にデコボコがあるのは、それほど不思議ではなかったかも?ニキビぐらいに思った?

貝を食べていたおばあさん?
口の中に入ってしまって硬い物に驚いたかも?もしかして飲み込んでしまった?
そのおばあさんは、パール効果で若々しい?

価値を感じた、強欲なおじさま?
ピンときてほくそ笑んだかも?フッフッフッ・・・

それとも機遊びをしていて、見つけた子供?
パールの輝きに魅せられて光にかざしてみたり、波間に浮かせてみたり、その後こっそり宝箱にしまったことでしょう。

また、初めてジュエリーにした人がいて、女王様に献上した人がいて、その女王様の姿を見たどこかの国の女王様も身につけたくて必死になる。取り合いになる。争いが起きる・・・・。
なんて皮肉な感じの映画を想像したりできる。


”一粒のパール”

スペインのどこかの島。
岩と岩の間の砂浜で遊ぶ人達、自分が何者か知りたい若いアーティスト。
夕方の光が差し込み、まぶしくて何も見えない
ハーフパンツにビキニを着て、大きなガウンをまとい
パールネックレスのローブをつけ
デッキチェアーに座り、海を読めている。

フランスの海洋治い
夕方ディナーの前の時間
黒いミニドレスにパールのチョーカーをつけた人がカウンターに肘をついて話し込んでいる、何てことない会話が止まらない。いつになったらディナーが始まるのやら

コペンハーゲンの住宅街にある、陶芸家のアトリエ
黒いハーフパンツ、白いシャツにスニーカーの女性が奥の部屋から出てきた。ハミングが聞こえた。
作業着を脱いだ胸元にはシンプルな
パールのネックレス・プリンセス・が目立っていた

などなど一粒から出てくる記憶で溢れるパールには、何かを思い起こさせる力がある。

まだまだある、

パールの記憶。




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当店オンラインストアにてeb.a.gosの商品を多数掲載しております。






ABOUT「 eb.a.gos 」

1997年、デザイナー曽我部美加氏により設立されたブランド、「eb.a.gos(エバゴス)」。ブランド名はデザイナーの姓「sogabe」を逆から読んだもので、そこには“bag”の文字が隠れている。
紅藤とブライドルレザーで作られた定番のシリーズは、幅広い年齢層に多くのファンを持つ。
プロダクトは、毎シーズン素材や生地にこだわり、職人の手により一点ずつ丁寧に作られているため、ひとつとして同じ表情のものがない。個性的でありながら、同時に普遍的な美しさを持っているのが、エバゴスならではの魅力。
時にファーや織物、シルクを組み合わせた、常識や既成概念にとらわれないデザインは、自由で遊び心にあふれ、誰の中にも存在する少女心を思い出させてくれる。







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