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holk別注「Inorganic Brown」ユニフォームとして纏う無機質な色
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holk × A.I.R.AGE


エアエイジでは第二弾となる「holk」別注コレクションが、4月13日(土)に店舗とオンラインストアで発売開始する。今回の別注は、エアエイジのためだけに作られた色による「カンフーパンツ」「スキッパーシャツ」「カンフーショーツ」だ。本記事では、このコレクションが出来上がるまでのストーリーにフィーチャー。レディースバイヤー松田とメンズバイヤー小原の対談の模様をお届けしたい。キーワードは、「ユニフォーム」と「色」である。

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いつでも手を伸ばせるユニフォームを



昨年に続き第二弾となる「holk」別注コレクション。前回は「モードな黒」をテーマにウール素材のベスト等をご紹介したが、さて今回はどのようなテーマで製作をしようか。……今回はかなり漠然としたイメージの中で企画を始めたのだと、エアエイジバイヤーは振り返る。

松田「前回と異なり最初からこの色とは決めていなくて。あとで詳しく話しますが、色にも是非注目いただきたいけれど、今回まず決まったのは型でした」

別注第二弾のラインナップは、ユニセックスの「カンフーパンツ」「スキッパーシャツ」そしてメンズの「カンフーショーツ」。レディースバイヤー松田の強い希望で「holk」でも取り扱いのある型をマイナーチェンジして展開することになった。

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松田「私自身以前からユニフォームのような洋服が欲しいと思っていたので、それならば今回別注で作ろう、と考えました。それぞれ単品でご購入いただけるアイテムですが、気持ちとしてはセットアップとして提案したいと思っています」

小原「メンズにはTEATORAがあるけど、確かにレディースにはありませんよね」

松田「そうなんです。メンズのTEATORAって、実はすごく羨ましくて(笑)女性のセットアップはフォーマルなイメージのものが多く、肩の力を抜いて着られるような洋服が少ないんです。キメすぎない感じで纏える、リラックスした大人な印象のセットアップが良いと考えました」

小原「セットアップだからこそ出せる雰囲気がありますよね。女性ならではの上品なハンサムさというか」

松田「そういう点でholkの洋服は絶妙なバランスだと感じます。デザイナーの山本さんは、ベース型によくヨーロッパやアメリカのミリタリーウェアやワークウェアを用いるのですが、その落とし込み方のセンスが抜群で、男性的な雰囲気を残しつつもむしろ女性に人気があるんです」

「holk」の空気感に惚れ込み決まったセットアップ別注。素朴でありつつも品の良いデザインは、松田のイメージにピッタリだった。


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松田「例えば入学式などのフォーマルな場にも、タイトなスカートスーツやワンピース以外の選択肢があるといいと思うのです。日常とオケージョン、その両方に溶け込んでくれるような包容力が、holkの洋服にはあると思います」

いつでも着られるように、ジャケットではなくシャツを選択。季節に影響されず通年楽しめるよう工夫した。

松田「一年中、どのような気分の時にも手を伸ばせるような、まさにユニフォームに仕上がったと思います。あの人いつもあの服着てるよね、が、きっと褒め言葉になるような服です」


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カンフーショーツで出会う新しい自分



メンズの「カンフーショーツ」はメンズバイヤー小原のアイデア。こちらも単品でご購入いただけるが、「スキッパーシャツ」とのセットアップ使いがおすすめだ。

小原「膝が少し出るくらいの丈で作っていただきました。膝より真ん中か、少し下くらい。holkで、エアエイジらしいショーツをやってみたいと考えたんです」

松田「holkにしては珍しい丈感ですよね?」

小原「デザイナーの山本さんは、ショーツはパタゴニアのバギーズのようなものが好みだそうで。短めですよね。それで最初はどうかなと思ったんですが、初めてですがやってみますと快いお返事をいただきました。結果、holkならではの素晴らしいパターンで製作いただけたと思います」

「カンフーショーツ」はカンフーという名がついているが、「カンフーパンツ」をバツっと切るだけでは面白くない。だから若干テーパードがかかるようにしたりと、膝まわりのシルエットを美しく見えるよう細かい調整が施された。「細部までこだわってくださったから、そういうところを是非見ていただきたい」と小原は話す。


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小原「ショーツって、これまでわざわざ買わないようなアイテムだったと思うんです。プライスも、フルレングスと数千円しか違わない、なんてことが多いですよね。だからこそ、とことん気に入らないと欲しくない。そういう意味ではこのショーツ、欲しいショーツに仕上がったと思います」

絶妙な着丈だからこそ、ジャケットでもシャツでも相性抜群。今着たいと思わずにはいられない、季節的にも気分的にもちょうどいいショーツだ。

松田「カンフーショーツも春夏のユニフォームになり得ますよね。セットアップで着た時の、絶妙に気の抜けた制服感が可愛い。TEATORAなどでセットアップに慣れている方の新しい選択肢としても、素敵だと思います」


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Inorganic Brown 何色でもない新しい色を



そういうわけで3アイテムを製作することになった「holk」別注第二弾。「スキッパーシャツ」と「カンフーパンツ」そして「ショートパンツ」……しかしこれらをユニフォームにまで押し上げるには、絶妙な色の選択が必要不可欠だった。

松田「黒やネイビーもいいけど、どこかありきたりな印象がありました。とはいえベージュやカーキだと、古着っぽすぎる。いずれも、いま手を伸ばしたいかと言われると、そうではないな、と」

小原「せっかくの別注なので、色に踏み込んで提供したいと考えました。そこでデザイナー山本さんにお願いして、何パターンかサンプルを作っていただいたんです」

そこでサンプルがあがったのが、塩縮コットンを染めた生地。どれも同じブラウンとオリーブを用いているが、配合を微妙に変えていくことで、全く異なる表情の色が生まれた。そうして出会ったのが、今回の別注カラーだ。


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松田「一目で気に入ったのが、3番目のサンプル生地。小原くんと共通の意見で、なんだかわからないけどすごく良い色だよね、となりました。ブラウンだけど、スミクロっぽくも見える。決して無彩色ではないけれど、黒にも匹敵する使いやすい色です」

小原「色味がありつつも無機質なブラウン。holkでも取り扱いのない色ですし、こんな色は今まで見たことがありません。だから、この色のセットアップがあったら素敵だと思ったし、僕自身着てみたいと感じたんです」

エアエイジではこの色を、Inorganic Brownと名付けた。無機質なブラウン。例えばMAN-TLEなど自然の色から抽出したブラウンとはまた全く異なる、無彩色のようなブラウンだ。

松田「自然の色にインスパイアされたブラウンだと、少しほっこりするというか、温かみのある印象になるのですが、このブラウンはモードな雰囲気。エアエイジのお客様には絶対に喜んでいただける色だと思います」

小原「この色だからこそ、セットアップ使いが素敵だというのもあります。重たすぎず、でも軽くなく。大人な印象でしっかり綺麗に着られる、そんなブラウンです」


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holkはローカルなブランド?エアエイジがいま考えていること



具体的なイメージもないままに始まった別注第二弾だが、想像を超えるほどカッコいいものが出来たと二人は話す。「カンフーパンツ」「スキッパーシャツ」「カンフーショーツ」の3アイテム。単体でもセットアップでも使いやすい、懐の深さが嬉しい。

ここまで汎用性の高いアイテムに仕上がったのは、別注色Inorganic Brownによるところも大きい。Inorganic Brownは小物使いも楽しめる色だ。無機質な色だからこそ、あなたらしさを足すことができる。

実はholkは、エアエイジのある春日井から近い一宮の工場で作られている。ローカルなブランドだからこそエアエイジでやる意味がある、と小原は話す。

小原「セレクトショップだから様々な地域のものを集めてくるわけですが、最近では近所に拠点を置くブランドなど、ローカルなところを深掘りしていきたいと考えています。みんなで盛り上げていきたいし、そういうところを大切にしたい。エアエイジがやることに、意味があると思いますから」


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ブランド名holkは「folk」と「holiday」の造語。そこには「休日民芸」という意味が込められている。

若い職人が修行を重ねつつ、後世に残る物作りを目指すholk。心休まる時、いつもそばに自分たちのプロダクトがあればという願いのもと、彼らは服作りに取り組み続けている。

holkの静かだが丁寧な仕事からは、民芸品のような表情が見えてくる。私たちのふとした時間に柔らかな豊さをもたらしてくれる民芸品。……それは毎日にちょっと芯を通してくれるような、優しい洋服である。

エアエイジでの発売は4月13日(土)から。オンラインストアでも同日13日12:00より販売する。いずれも数量限定だ。
是非セットアップで、また単品でも、お手に取っていただきたい。








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