FEATURE
Introduction of new brands. / kijinokanosei
2023年秋冬から新規お取り扱いをスタートする「kijinokanosei(キジノカノウセイ)」についてご紹介させてください。
〈 kijinokanosei = 生地の可能性 〉
「kijinokanosei」というブランド名は、その名のとおり「生地の可能性」を意味します。
新しい生地を作る過程での「生地そのものの可能性」また そこから広がる「ものづくりの可能性」を追求しているブランドです。
生地は〈 織り 〉をメインに、国内の機屋さんに特化して作られています。
デザイナーの田中さんは、以前某アパレルブランドのテキスタイル部署に15年在籍。その当時から愛知県一宮市の “尾州”と繋がりがあり、現在も現地に通い職人の方と試行錯誤しながら、糸を厳選しオリジナルのテキスタイルを製作されています。
現在、繊維工場や生地工場は、繊維業全体としての後継者問題を抱えながら、加えてコロナ禍の影響により、さらに経営が難しくなっています。また厳しい暑さなど、環境も過酷です。
そのような環境下において、難しい技術が必要とされる多くの工程を重ね、様々な素材や織り方から生まれるのが、表情の異なる「kijinokanosei」のテキスタイルです。
今まで私にとっての生地とは、服を買うときに見るほんの一部でした。しかし生地を第一に考えられた「kijinokanosei」の服は、自然と生地から見てしまうほど、丁寧な仕事を感じられました。
今シーズンはクラシカルなジャケット、スカート、そしてストールの展開です。
たとえトレンドに左右されないジャケット、誰しも一度は見たことのあるようなスカートでも、「kijinokanosei」の手が加わると、他にはない一点物のようになります。
どれも主役になるスペシャルピース。
入荷予定は、10月下旬頃です。ぜひお楽しみにお待ちください。
バイヤー 松本
〈 kijinokanosei 〉
2022年秋にスタートしたデザイナー田中 喜子氏による日本のテキスタイルブランド。
日本各地の工場や職人が織り上げる生地を使い、レディースウェアとホームコレクションを中心に展開するプロジェクトです。